睡眠時間は短すぎても長すぎてもダメ!

脳には適切な休息が必要です!睡眠の重要性

忙しいとついつい、寝る間も惜しんで活動してしまうことがありませんか。休んでいる時間はないと削ってしまいがちなのが睡眠時間です。しかし、身体にも脳にも休息は必要不可欠。不足している状態が続くと不調やストレスにつながります。だからといって必要以上に取ればいいというわけでもありません。「少し眠りすぎたかな」で終わらせてしまいがちですが、睡眠を取りすぎるのも悪影響となる場合があります。適切とされる睡眠時間には年齢によって、または個人によって差がありますが、さまざまな研究結果よりだいたい6~8時間程度といわれています。お休みの日くらいは時間が許す限り眠りたいものですが、心と身体の健康を保つためには適度な量の質のいい睡眠をとることが大切です。

どうして睡眠を取りすぎるのも良くないの?質のいい睡眠とは?

睡眠には二種類の状態があり、それらが交互に繰り返されています。深い眠りの状態が「ノンレム睡眠」、浅い眠りの状態が「レム睡眠」です。睡眠時間が長すぎるとこのバランスが崩れ、脳が活発に働いているレム睡眠が増えてしまいます。そのため脳が十分な休息をとることができず、かえってストレスを感じる場合があります。また、長時間横になっていると血流が悪くなったり、同じ体勢でいることが関節の負担になったりと、身体の不調にもつながります。 活動時間の調整に睡眠時間の目安を決めておくのは大切ですが、必要以上に具体的な数字を気にしすぎるのはプレッシャーになりかねません。環境や生活習慣は人それぞれ異なるので、無理をしないことも重要です。負担にならない程度に「眠る前の行動に気を配る」、「自然に眠くなったタイミングで布団に入る」といったことを意識をして、質のいい睡眠を目指しましょう。